やっと歯の治療を終えられました

先日、ようやく歯の治療がひと段落した。急な激痛により十数年ぶりの歯医者通いが始まって数ヶ月。長い間サボっていた分、時間がかかってしまったが、なんとか終えてホッとしている。

ただ、完全に歯医者通いが終わったわけではない。予防という名目で定期的には通うつもりだ。今回を機に改心して歯のケアに気を使おうと思う。

ところで、治療中に一つ気になったことがある。被せ物の治療費のことだ。

一番虫歯がひどかった歯に被せ物をすることになり、どの素材を使うかという説明を受けた時、保険適用の金属だとデメリットがあるが自由診療で使用するセラミック(高額)だとメリットが大きいと言われた。歯の被せ物においては、保険適用は最低限の治療で高額な治療ほど良いということのようだった。

以前の僕は、ガンの治療においても先進医療などの保険が効かない高額な治療ほど良い治療だと思っていた。

でも、自分自身が脳腫瘍を患い、いろいろと調べたり聞いたりしていくうちに違うことがわかった。

保険適用されている標準治療が実績のある治療で、今後標準治療になるかもしれない新しくできた治療が先進医療だということだ。

何かの記事で、スポーツ選手で言うと、実績のある中堅やベテランが標準治療で、鳴り物入りのルーキーが高額治療だといったように説明されているのを見て、なるほどと思った。

野球の大谷選手のようにスーパースターになる可能性もあるが、思ったほどの実績を残せず消える可能性もあるといったところだろうか。

標準治療と先進医療の関係性と歯の治療の保険適用内外の関係性は違うのかもしれないが、より身近な歯の治療からくるイメージが、僕に高額な治療ほど良い治療だと勘違いさせていたのかもしれないなと思った。