人工知能が人間を超える能力を持つとしたら

AIが人間より賢くなることが可能になる時点のことをシンギュラリティ(技術的特異点)と言うらしい。将来そんな時代が来るのだろうか?

僕は、もし人工知能が人間の能力を超えるとしたらそのカギは「センサー」にあるのかなと思っている。

人工知能が人間と同等かそれ以上の知能を持った場合、特に差がつく部分がセンサーだからだ。

人間には五感しかないけどコンピュータには人間が感じ取れない情報をセンサー(赤外線、紫外線、サーモグラフィーとか)によって獲得することができる。

ということは、人工知能はそういったものからも学習することができるということだ。

もしかしたら本当の意味で空気を読むことができるようになったりするかもしれない。

仮に、人に喜怒哀楽の感情が現れる時には微妙な体温の変化があるとか、脳から微弱な電波を発しているとして、そういった情報がセンサーから得られれば、正確に空気を読むことができるのではないかと想像したりする。

その他にも、天候や地震などの災害の予測だってできそうだ。

こういった話になると必ず、AIが人間を滅ぼしてしまうのではないかといった話が出てくるが、個人的にはそういったことにはならないのではないかと予想している。

そもそもAIは人間を滅ぼそうなどという発想にはならないのではないか。知能が高いとされる方が低い方を滅ぼそうという考えに至るなら、人間が動物を滅ぼそうとしてもおかしくはないはずだ。でも、そうはなっていない。

むしろこのような、AIが人間を滅ぼそうとするといった可能性より、AIを利用した人間同士の争いが起こるという可能性の方がよっぽど高い気がする。個人的にはそっちの方が怖いなと思ったりする。