八村選手のNBAドラフト指名と母校の優勝

八村選手がドラフト1巡目9位でワシントン・ウィザーズに指名された。やった!

以前、「バスケット界の夜明け」という記事でも書いたが、バスケ界の明るい話題がまだ続いている。

1巡目9位。何度聞いてもすごい。

ちなみにNBAのドラフトは日本の野球のそれとは異なる。NBAのチームは30あってそれぞれのチームが1名ずつ2巡、合計60名を指名する。1番から60番までの指名順はドラフト前に決められていて、順番の早いチームから選手を指名していく。なので日本のプロ野球のように競合するといったことはない。八村選手は60人中9番目に指名されたので1巡目9位ということになる。

世界で数億と言われる競技人口があって、その年のドラフト対象が4000人くらいいて、その内60人しか指名されない。その上9番目で指名されたのだから、1巡目9位というのがどれほど凄いことなのかがわかってもらえるだろうか。

しかもNBAは1チーム最大17人しか所属できない。なのでNBA選手と呼ばれるのは、多くても510人となる。指名も少ないが所属できる人数もかなり少ない。この中に去年グリズリーズに所属した渡邊選手を含めて2人も日本人がいるのだから、とても素晴らしいことだ。

もちろんこれで安泰ということでは決してない。510人しか所属できないのだから、当然入れ替えも激しい。期待されたほどの結果を残せずにNBAを去る選手はいくらでもいる。

八村選手と渡邊選手には、これから先、できるだけ長くバスケファンを楽しませてもらいたいなと思う。そして、二人に続く若手選手が出てきて欲しい、と願うのは贅沢すぎだろうか。

ちなみに、タイトルにも書いたが、なんと母校の北海道大学が春のトーナメントで優勝した。これもすごい。噂では前回の優勝は僕が生まれる前、昭和40年代だとか。選手を集めている私大なども参加するなか、後輩たちはよくやってくれたと思う。バスケで嬉しいニュースが二つも続いて、僕はとても嬉しい。