2015年に東京女子医大にて脳腫瘍の手術を行い経過観察を続けてきましたが、2020年5月に再発が発覚し10月に入院して再度手術することになりました。その入院中、久しぶりに会うことができた人が二人いました。
一人目は、以前の主治医で前回入院した時の執刀医でもあったM先生。
手術後のある日、回診に来た4,5人の医師の中にM先生がいるのを見つけました。びっくりした僕は「あれ!?久しぶりです」と言うと、先生から「手術見てたよ」と返されました。
2020年の4月でM先生は大学を辞めるということを聞いていたのですが(【23】主治医が変わる)、どうやらまだ講師的な立場で大学に残っているようでした。
主治医と患者という関係の時はちょっと厳しい先生という感じだったのですが、その時はニコニコしていたこともあって少し表情が柔らかくなったかな?という気がしました。
M先生は患者が病気から目を背けることを許してくれない先生です。治療をするためには患者が病気と向き合わなければならないという考えなので、初めて診察した時、まず最初に病気から目を背けてはいけないということを言われました。
患者としてはそれはとてもしんどいことなので厳しいと感じるのですが、先生からは単に治療してもらうだけでなく治療に向かう心構えから教えてもらえたので、今ではとても感謝しています。
もう一人は5年前もお世話になった看護師のMさん。というかまた「M」さん。このブログの登場人物にMさん多いな。
というのは置いておいて、その看護師のMさんは5年前の時は看護師なりたてといった感じでまだ頼りなかったのですが、5年経ってだいぶ経験を重ねたようで頼りがいのある感じになっていました。
ほかにも2,3人はまだ大学病院に在籍しているようだったのですが、配置が変わってしまっているようで、今回再会できたのはそのMさんだけでした。もうちょっと残っているのかなとか想像していたのですが、やっぱり看護師さんは入れ替わりの多い職場なんだなと思いました。
こういった再会が嬉しかった反面、ある意味再会できたのは再度入院したからなので、そこはちょっと複雑な気持ちにもなりました。まぁ、何はともあれ、懐かしい顔を見ることができて入院中ではありましたがちょっと嬉しく思えた出来事でした。