東京女子医大で脳腫瘍の覚醒下手術をして、ちょうど5年が経ちました。本来なら、無事に過ごせてよかったとか、次の5年もこのまま無事に過ごせたらいいとか言いたいところでしたが、先日もお伝えした通り(【25】再発!?)、年内にまた手術をするかどうかという状況になってしまいました。
その記事では、次の診察までに手術をする決意を固める期間になりそうだと書いてはみたものの、実際のところは完全には固まらないだろうなと思っています。たぶん本当に決意が固まってくるのは、手術しますと言った後になるんじゃないかなという気がしてきました。
前回の手術の時もそうでしたが、手術しますと宣言して後に引けない状況になるまでは、様々な不確定要素に頭を悩まされてしまいます。
「よし行ける、大丈夫」って思えるようになったら手術しようという考え方だと、僕は一生手術ができそうにありません。自分の場合、おそらくそういった心境には絶対ならないからです。
手術するとしたら、怖いけどやるしかないと自分に言い聞かせて「やります」と主治医に伝える感じになると思います。
逆に、手術すると言ってしまえば、後は手術を成功させるために自分にできること(体調管理とか)をやるだけなので、悩まされることは意外と減る気がしています。実際、前回もそんな感じでした(【5】脳腫瘍の覚醒下手術をすることを決意)。
ただ、前回うまく気持ちをコントロールできたからといって今回もうまくいくかはわかりません。やってみないとわからないというところに問題があります。手術自体もそうです。合併症が起きるかどうかや障害の残り方とか、終わってみて初めてわかります。
だから怖いし、気持ちが揺れるんですよね。しかも今回はコロナとか余計な要素も加わってくるし。
5年目が期待していた形とは違うものになってしまいましたけど、どうなるかはわかりませんがとにかく今できる最善を尽せたらなと思います。