患者本人とその家族

先日、母が足の手術を受けました。膝付近に良性の腫瘍があって、それを摘出する手術です。腫瘍によってときどき神経が圧迫されているらしく、以前から膝の痛みに悩まされているようでした。それまでは痛み止めを飲んで対処していたのですが、だんだんと痛みが強くなってきたこともあり、痛みを取り除くために都内の病院で手術をすることになりました。

これまでは自分が患者本人という立場だったのですが、今回、患者の家族という立場になりました。いざそうなってみると、本人の痛みとか困り具合、手術におけるリスクなどをちゃんと理解できていないと感じることがありました。

本来、本人と家族はできるだけ認識を同じくして、リスクに対する覚悟も同じようにしておかないといけない気がします。そうでないと、もし何か起きた時、特に家族は納得しづらいと思うからです。

今回の手術では執刀医の技術のおかげもあって想定していた中ではかなり良い結果を得られました。なので良かったのですが、もし最悪の結果になった場合、すんなり納得できたかというと今ひとつ自信がありません。

ここで言う最悪な結果とは、例えば歩行に重大な影響があって生活に支障が出るといったことです。そうなったら親の面倒を見るために実家に戻って生活するとか、そういったことまで考えなければならなくなります。でも、そこまでの覚悟ができていたかと言われると、そうとは言えない気がします。

今回は、そこまで悪いことにはならないだろうと主治医との話し合いは本人に任せっきりでいました。

でも、悪い結果になってしまった場合のことを想像してみると、やはり自分が主治医から話を聞く機会を一度くらいは作っておけばよかったかもしれないなと思いました。そうすることで病気に対する認識やリスクに対する覚悟が本人に近づくと思いますし、何か起きたとしてもある程度は納得できるのではないかと思います。少なくとも後悔は減らせるような気がします。

次、もし同じようなことがあったら、今回のことを思い出して活かせるようにしたいなと思った次第です。

この記事は個人の体験に基づいて書いたものです。病状などは人それぞれ異なるものなので、気になることがあったら必ず、主治医に確認してください。本ページについてご質問等ありましたらお問い合わせページからお願いします。

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