2015年に東京女子医大にて脳腫瘍の手術を行い経過観察を続けていましたが、2020年5月に再発が発覚し10月に入院して再度手術することになりました。この記事ではついに迎えた退院日のことについて書きたいと思います。
入院費のお支払い
入院費の支払いは退院日の朝に済ませます。支払額が確定すると看護師さんから用紙が渡されるので、それを持って入院受付に行くと支払いの手続きが行えるという流れです。
入院した日、受付を済ませた瞬間に入院患者になったんだなという感覚になりました。その時はまだ入院受付がある外来病棟にいるわけなんですけど、気のせいか外来で来ている時とは空気感が変わったように感じました。
そして退院日、支払いの手続きをしたことで入院患者から一般の人(?)に戻ったんだなという感覚になりました。今度は入院の時とは逆に、いつもの外来の時の雰囲気に戻った感じがしました。
大きめの荷物は郵送
入院時にはキャリーケース、ボストンバッグ、ショルダーバッグの3つの鞄を持っていっていました。
ショルダーバッグには薬や財布などの必需品を入れておいて自分で持ち運ぶようにして、その他の荷物はキャリーケースとボストンバッグに詰め込み病棟内のコンビニからゆうパックで郵送することにしました。
退院の際はできるだけ楽をしたかったので、ちょっとお金をかけてそうすることにしました。
退院
病室にいられるのは10時ころまででした。その時間を過ぎたら部屋を空けないといけません。
ただ、家族が迎えに来る時間まで少しあったので、それまでは共用スペースでテレビを見ながら待っていることにしました。
11時過ぎになって家族から到着の連絡があったのでナースステーションにいた看護師さんに軽く挨拶だけしてエレベーターで1階に向かいました。お世話になった看護師さんとお別れするのは少し寂しくもありますね。看護師さん側からすると日常の出来事だからか結構あっさりした感じでしたけど。
移動は前回同様、病院から東京駅までタクシーを使い、そこから電車に乗って地元まで帰るというルートにしました。ここでも一番楽で早く帰れる方法をとることにしました。
ちなみに前回の退院の時は、東京駅構内の移動でとても苦労したのですが(【15】退院)、今回はそういった苦労もなく帰ることができてホッとしました。
前回の退院の時には、なんというか人生の再スタートを切ったような感覚があったのですが、今回はそこまでの感じはありませんでした。年明けから次の治療が待っているからというのもあると思います。まだまだここから長い戦いが始まるので、もう一度気を引き締めないとという思いの方が強かったです。
とりあえずは無事に退院することができたので良かったなと思います。