2015年に東京女子医大にて脳腫瘍の手術を行い経過観察を続けてきましたが、2020年5月に再発が発覚し10月に入院することになりました。この記事では入院日から手術前日までのことについて書きたいと思います。
人との接触を避けて病院へ
今回はコロナ禍での入院ということで、病院に行くのにもできるだけ人との接触は避けたいと思いました。なのでちょっと出費がかさみますけどタクシーで移動することにしました。かさむと言っても4000円弱だったのでまぁ良いかなと。あと面会ができないということもあり荷物が多くなってしまったからというのもタクシーを利用した理由です。
病院までタクシーで行くのは初めてだったので、どれくらい時間がかかるかわからなかったのですけど思いの外スムーズに移動できて40分くらいで病院に到着できました。
年明けから抗がん剤治療が始まるのですが、免疫力が下がっている状態の時も人との接触は避けたいので、そのときもまた利用するのもありかなと思いました。
入院
病院に着いたらまずは外来病棟で入院の受付です。前回もそうでしたが、受付を済ませるとこれでしばらく外界から隔離されるんだなぁという感覚になりますね。
受付を終えたら病棟に行く前に部屋着やタオルなどのレンタルの申し込みを済ませます。別の記事(【32】入院準備)でも書きましたけど、レンタル・提供品が以前と比べて充実していたので、最悪下着があれば入院生活を送れるんじゃないかと思ったくらいでした。
今回入院した病棟は前回とは異なり比較的新しい第一病棟でした。前回入院した西病棟は今ではもう使わなくなっていて、脳外科は新しい病棟に移動したとのことでした。
僕が入った病室は4人部屋です。新しい病棟なだけあって病室の方も綺麗でしかも窓際だったこともあり結構広々としていました。パッと見た感じ意外と快適な入院生活が送れそうだなという印象を受けました。
手術までに行ったこと
僕の場合は月曜に入院して水曜に手術だったので手術までの2日間にいくつか検査が予定されていました。
それはCT(造影剤あり)、MRI(造影剤あり)、採血、歯のスケーリング(歯垢除去)、リハビリ前検査(術後に術前との比較を行うための脳機能と身体機能の検査)です。
前回の手術の時、造影剤ありのCTでは造影剤が身体中を駆け巡る感覚にとても驚かされました(【8】入院2日目から手術前日までのこと)。なので少し身構えていたところがあったのですが、さすがに今回は前回の経験もあってか思っていたほどのインパクトはありませんでした。むしろ前回インパクトがありすぎたせいか、逆にこんなもんだったっけ?といった感じでした。
前回の入院の時にはなくて今回あったのが歯のスケーリングです。全身麻酔の時に酸素を送る管を口から挿入するのですが、口の中を綺麗にしていないと汚れも一緒に肺の方へ押し込んでしまい合併症を起こすリスクがあるため前もって口内をきれいにしておくということでした。
手術前日の夕食後には手術当日の朝にバタバタしないように手術室に持っていく荷物を準備したり朝に行うことをノートに書いておいたりしました。こうしておけば落ち着いた気持ちで手術に向かえます。
前回の入院の時もそうでしたが、ここまでくると特に緊張することもなく淡々と過ごすことができます。あとはよく寝て万全の体制で手術を迎えるだけとなります。