記憶力の低下

入院中に受けた脳機能のテストには記憶力のテストもあった。関連性のない5,6個くらいの単語(りんご、車、雲・・・など)を記憶し、しばらく雑談をしたあと先ほど覚えた単語がちゃんと言えるかどうかを確認するというものだ。

僕はこれがとても苦手で、覚えられたのは、だいたい3個よくて4個とかだった。どのようなテストをするのかわかっいるので、単語を忘れないようにしているのにいくつか抜け落ちてしまう。一番最初に受けたときは何をするのかもわからずにやらされたものだから2個とかだったと思う。

でも、暗記系が苦手なのは今に始まったことではないかもしれない。学生時代は暗記することが多いという理由で日本史・世界史と化学を毛嫌いし、受験科目からも外していた。

記憶力の低下が脳の手術によるものなのか元からなのか、はたまた加齢によるものなのかはさておき、なんとかしないとなぁという気持ちはある。ということで僕はテクノロジーのちからを借りることにした。

皆さんは「忘却曲線」というのはご存知だろうか。これは忘れやすさをグラフに表したもので、あることを覚えたとしても1時間後には56%は忘れていて1か月後となるとだいたい80%のことは忘れてしまっているというものだ。

では記憶を維持するのにどうすればいいのか?ある研究によると、この曲線をもとに適切なタイミングで復習することで記憶が定着しやすくなるそうだ。覚えるのが難しいものは短期間で繰り返す。簡単なものは少し間隔を置きながら繰り返す。そうすることで効率よく記憶に残るということらしい。

ネットを検索してみると、この仕組みを利用したアプリがいくつかあった。自分で間隔を調整するのは面倒なので、こういったことはツールに頼る方がよい。なかでも「Anki」というアプリが人気らしいということで、このアプリを活用することにした。

僕の場合は、プログラミングの技術書などでポイントとなるところを問題形式にして登録しておき、それを繰り返し解いている。たしかにいままでは本を読み終えるころには最初にやったことを忘れてしまっていたりするのだが、本を読み進めつつアプリを使って復習も平行に進めているというのもあって勉強したことがちゃんと頭に残っているように思う。

今後もいろいろと病気による不都合が生じるとは思うけど、いろいろ駆使しながら省エネで楽をしながら生きていきたい。

この記事は個人の体験に基づいて書いたものです。病状などは人それぞれ異なるものなので、気になることがあったら必ず、主治医に確認してください。本ページについてご質問等ありましたらお問い合わせページからお願いします。

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