歯医者選び

歯医者を選ぶのって難しい。歯医者はコンビニより多いという話も聞く。そんな中からどうやって選べばいいいのか、とても悩ましい。

とりあえずは近くにある歯医者のホームページを片っ端から見る。知り合いの勧めでもないかぎり、ホームページを見るくらいしか判断するための情報源はない。

まずは治療方針などを確認する。どこの歯医者もだいたい痛みの少なさをアピールしている。患者としても痛みは少なければ少ないほどよいのだが、これだと比較材料になりにくい。

次は医師・スタッフの紹介ページあたりを見る。やはりできたら歯科医師の顔が見られたほうがいい。雰囲気はどんなだろうかだとか、信頼できそうかとか。顔を見たところで良い歯医者なのかを見抜けるわけはないのだけど、とりあえずはチェックをする。変なメガネとかかけてたら何となく嫌だし。

あと個人的には、インプラントやセラミックの被せ物の値段などは記載していないか、わかりにくいところに書いてある方が良い。ふつうは値段がわかりやすく書いてある方が親切だと感じる気がするのだけど、目立つところにドーンとインプラントの料金とかが書かれていると自由診療を推してきそうな歯医者かもしれないと警戒してしまう。商売っ気のある歯医者は避けたい。

一方、マイクロスコープを導入していることをアピールするのは高ポイントだ。マイクロスコープというのは歯科用の顕微鏡のようなもので口の中を拡大して見るために使う。肉眼と比べて細かいところまで目が行き届くから良い治療が行えるらしい。

しかし、じつはマイクロスコープを使うと自由診療になってしまう。同じ自由診療なのに、インプラントやセラミックの被せ物を勧めてくるのと、マイクロスコープでの治療を勧めてくるのでは何が違うのか?インプラントはダメでマイクロスコープは高ポイントだと言うのはなぜか?と思われるかもしれない。

うまく伝わるかわからないけど、インプラントやセラミックの被せ物からは歯医者側の「儲けたい感」を感じてしまうからだろうか。一方、マイクロスコープにはそれをあまり感じない。むしろ良い治療が受けられそうだという納得感がある。

つい先日、半年ほどかかって歯の治療を終えることができた。ここに書いた通りに選んだから?か、いい感じの歯医者とも出会えた。被せ物も保険適用のものを勧めてくれるし、結局使わなかったけどマイクロスコープもあるし。担当医師は大学の先生でもあり、治療時にはフェイスシールド装備で感染対策バッチリで信頼できそうな感じもした。グッチ裕三似でもあった。

がん患者にとって、歯の治療はとても大事だ。口腔内が衛生的でないと術後の合併症のリスクが増えたり、抗がん剤治療中に口内炎や感染症などが発生しやすくなるそうだ。患者側ができることはできるだけやってリスクを減らしておきたい。

とりあえず安心して任せられそうな歯医者が見つかってよかった、という話。

この記事は個人の体験に基づいて書いたものです。病状などは人それぞれ異なるものなので、気になることがあったら必ず、主治医に確認してください。本ページについてご質問等ありましたらお問い合わせページからお願いします。

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