【44】抗がん剤治療途中経過

2015年に東京女子医大にて脳腫瘍の手術を行い経過観察を続けていましたが、2020年5月に再発が発覚し10月に再手術を行いました。そして2021年1月から抗がん剤治療を開始することになりました。現在(2022年3月)はまだ抗がん剤治療の途中なのですが、現段階の経過を書きたいと思います。

副作用

抗がん剤治療がどういったものかというのは以前に書いた記事(【42】抗がん剤治療開始)を見ていただくとして、今回は副作用についてお話ししようと思います。

僕が使用している薬はニドランというものなのですが予想される主な症状としては、吐き気、倦怠感、便秘などがあります。また骨髄抑制といって白血球、赤血球や血小板が減ってしまうといったことも起こります。

僕の場合、吐き気、倦怠感と便秘は抗がん剤投与後1,2週くらいがきつめでその後徐々に回復するといった感じでした。特に便秘はお腹が張って結構苦しかったので、薬を出してもらって対応しました。

骨髄抑制の方は白血球、赤血球、血小板の値はおよそ1ヶ月かけて下がっていき、その後1ヶ月かけて少しずつ回復するという感じです(薬によって違います)。この間は、免疫力が落ちたり出血しやすくなったりするので、感染症やケガなどに注意しなければなりません。

これらは血液検査で毎回チェックして十分に値が回復したら再度抗がん剤を投与するという流れになります。

十分に回復できない場合は、もう1ヶ月待ってから抗がん剤を投与したりします。僕の場合、6回目までは2ヶ月間隔で行いましたが、7回目は3ヶ月間隔でした。現時点ではラスト8回目も3ヶ月開けて投与する予定でいます。

また、薬による直接的な副作用もありますが、精神的なしんどさもありました。1年半の間、定期的に体がだるくなるというのを繰り返していると、ボディーブローのように効いてくるものがありました。

あとは抗がん剤というと脱毛というイメージがあったのですが、僕の場合は脱毛はありませんでした。これに関しては薬の種類によるのかなと思います。

これから

この1年半でだいぶ体力が落ちました。体のだるさとコロナ禍というのもあいまってウォーキングなどをするモチベーションが全く上がりませんでした。

治療が終われば体のだるさもなくなるはずなので、できるだけ体力の回復にも努めたいなと思います。

この記事は個人の体験に基づいて書いたものです。病状などは人それぞれ異なるものなので、気になることがあったら必ず、主治医に確認してください。本ページについてご質問等ありましたらお問い合わせページからお願いします。

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