自分が病気を抱えていると、関連するような記事や本などが自然と目に入ってきます。気になるので、ついつい読んでしまうことも多いです。それらの多くのはとても参考になるのですが、中には信頼できないなと思う記事もありました。僕がそのように感じたのは、どちらかというと内容というよりかは書き手についてでした。
僕が書くような個人の体験談を読む場合、参考になる部分とならない部分があることを理解した上で、参考になりそうなところだけ取り入れるつもりで読んでいると思います。僕自身もそういったものを読む場合は、個人的な意見だと割り切って読んでいます。なので、個人のブログで嫌だと思うことはほとんどありません。
一方で、医師が書いた本や記事は、そのまま信じ込んでしまうこともあるかと思います。やはり医師が書く意見は信憑性があると思ってしまうからです。
しかし、目につきやすいからかもしれませんが、僕が信頼できないと感じた記事の多くは医師が書いているものでした。
自分の意見は絶対だというスタンスを取り、やたらと不安を煽るし、文体も高圧的なものでした。また、記事のPV数や本の売上を上げたいからなのか、誠実さよりも過激さが重要視されたような内容だったりします。さらには、SNS上でのやりとりなどを見ると、自分の意見に否定的な人に対して攻撃的な人までいました。
僕は医師ではないので、内容についての真偽を判断できません。ただ、書き手が信頼できなければ、やはり内容も信頼できないなと思ってしまいます。
別の記事(病気を自分ごととして受け入れる)でも書きましたが、僕は、医師というのは医療という専門知識を使って自分の人生をサポートしてくれる立場の人という認識を持っています。そして、医療というのは患者の人生をより良くするための手段であって、医師の力を誇示するためのものではないと思います。
信頼できないと思う記事をいくつか見て、医師が書いたものだからといって鵜呑みにしてしまわないよう気をつけないといけないなと感じました。